元素と何なのか?
なんか、難しくて興味はないでしょうね。
なので、かんたんに分かりやすくお教えします。
ちょっとだけ
元素についてお付き合いしてくださいね。
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元素や原子は何種類あるのでしょう?
原子は約3000種類、元素は118種類
身の回りにあるものはすべて、
あなたの体も原子からできています。
原子は、原子核とその周りの電子からなり、
原子核はさらに「陽子と中性子」からなります。
原子全体は電荷がゼロとなるように、
陽子と電子は同じ数だけ含まれています。
原子を分類すると?
陽子の数、中性子の数、電子の数で分類すると
約3000種類あります。
例えば、
(陽子の数、中性子の数、電子の数)
=(1,0,1)の原子もあれば、
(陽子の数、中性子の数、電子の数)
=(1,1,1)の原子もあり、
(陽子の数、中性子の数、電子の数)
=(2,2,2)の原子もあるのです。
原子と元素の違い
原子と元素の違いって
わかりにくですよね。
同じ陽子の数の原子を
ひとまとめにしたものが元素なのです。
よって、
(陽子の数、中性子の数、電子の数)
=(1,0,1)。
(陽子の数、中性子の数、電子の数)
=(1,1,1)。
は同じ元素とします。
同じ元素はほぼ同じ性質をもっているため、
このように同一元素として分類するのです
一方、(陽子の数、中性子の数、電子の数)
=(2,2,2)の原子はこれとは別の元素です。
現在発見が報告されている元素は118種類で、
理論的には218種類の元素が存在すると
考えられています。
広い意味での元素
もともと元素とは、この世の中をつくっている
根源的なものという意味があり人類は長い間、
その正体を探してきました。
今では元素というと
原子をイメージすると思いますが、
昔はそれが水や空気、土、火のようなものだと
考えられていたこともありました。
まとめ1
・原子は原子核とその周りの電子からなり、
原子核はさらに陽子と中性子からなる。
・原子を陽子の数、中性子の数、電子の数で
分類すると約3000種類ある。
・陽子の数が同じ原子をひとまとめにしたもの
を元素という。
元素記号に原子記号、質量数を付記することがある。
原子と元素の違いが分かったところで、続いて
元素や原子の表記の仕方について話します。
まず、
1つの元素は1つの元素記号が対応しています
水素や炭素のようにアルファベットの
大文字1つか、ヘリウムやリチウムのように
アルファベットの大文字+アルファベットの
小文字のどちらかに決められています。
また、もともと元素は陽子の数が同じ原子を
1つに分類したものだったので、元素記号の
左下に陽子の数を付記することもあります。
これを原子記号と呼びます。
しかし、
同じ元素であれば陽子の数は同じですが、
中性子の数は同じとは限りません。
では、中性子の数が異なる原子をどのように
区別して表記したら良いでしょうか?
原子を構成しているのは陽子、中性子、電子
ですが、陽子と中性子の重さはほとんど同じで
電子はその約1000分の1の質量しかありません
そこで、原子の重さは陽子の数+中性子の数に
大きく依存していることから、
これに質量数という名前を付け、
元素番号の左上に記載することがあります。
質量数は、同じ元素でも中性子の数が異なる
元素同士を区別したいときに記載します。
そのような元素同士を同位体といいます。
*補足*
同素体というキーワードも化学では
よく出てきて、同位体と混乱しがちです。
同素体は「同じ元素からなるが、結合の仕方が
異なる純物質のこと」を指します。
同位体と同素体を間違えないようにするために
同位体は「元素表の同じ位置に存在するもの」
と覚えておくとよいでしょう。
まとめ2
・元素は、大文字のアルファベット1文字
または、大文字のアルファベット1文字+
小文字のアルファベット1文字で表記する。
・陽子の数は元素番号の左下に付記する。
・陽子の数+中性子の数を質量数といい、
元素名の左上に記載する。
・同位体同士は、
原子番号は同じだか、質量数は異なる。
・同じ元素からなるが結合の仕方が異な純物質
を同素体といい、同位体と区別する必要がある
最後に
さて、
元素とはなにか、また元素はどのように書くか
分かりましたでしょうか?
それでは!