マグネシウムとアルミニウムはどんな性質で
どんなところにあるのか分かりますか?
今回はマグネシウムと
アルミニウムについて書いていきます。
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マグネシウムの分離
1808年にイギリスの化学者デービーは
水銀を陰極とした電気分解によって、
硫酸マグネシウムからマグネシウムを
水銀合金の形で得ました。
1828年フランスの化学者ビュシーが
無水塩化マグネシウムを金属カリウムと
ともに溶融して純粋な金属マグネシウムを
初めて分離しました。
マグネシウムの産出物
マグネシウムの名前はギリシャの
マグネシア地方からマグネシウム鉱石を
産出することに由来しています。
マグネシウムは単体として天然には
産出しないが塩類や岩石として自然界に
多量に分布しています。
主要鉱物はそれぞれ水酸化マグネシウム
炭酸マグネシウムを主成分とする
水滑石、苦灰石などです。
マグネシウムの製造法
金属マグネシウムは
熱還元法と電解法で製造されます。
熱還元法は
フェロシリコン(ケイ素と鉄の合金)と
苦杯石と混ぜ、真空下で加熱蒸留します。
電解法では、塩化マグネシウムが
電解によって、塩素と金属マグネシウムに
変わる反応を使います。
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アルミニウムの分離
1787年フランスの化学者ラボアジェは
ミョウバンのことをアルミンと記載していた。
1807年イギリスの化学者デービーは
ミョウバンからアルミニウム酸化物を分離し、
これをアルミニウムと呼んだ。
アルミニウムは古代ギリシャやローマで
アルミニウムの塩であるミョウバンを
alumenと呼んだことにちなみ、
フランスの無機化学者ドビールが命名した。
アルミニウムの生産
金属アルミニウムの生産には、近代的な
電気化学の発展を待たなければならなかった。
1825年、
デンマークの電気物理化学者エールステッドが
塩化アルミニウムとカリウムアマルガムの
反応で金属アルミニウムを作りました。
工業的には溶融した氷晶石中で
ボーキサイトから抽出したアルミナを
電気分解し、陰極に金属を発生させました。
氷晶石は高融点のアルミナを低温で
溶かすために加えます。現在、
廃棄物処理問題のため生産を縮小しています。
まとめ
マグネシウムとアルミニウムについて
何かされたでしょうか?
ご視聴ありがとうございました。
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