もりもりです。
お母さんは、赤ちゃんをお腹の中で大事に育て、そして生むときは死ぬ苦しみです。
この大変さは、女性でしかわからない。
でも、赤ちゃんもお母さんのせまい産道をくぐり抜けて外に出るときは、命がけです。
へたすると、ちっ息するかも知れないのですから。
では、どのようにして出てくるのか?
苦しくないのでしょうか?
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生まれてくる赤ちゃんは苦しくないの?
お腹の中で大事に育てるのもすごく大変ですが、出産のつらさは、男性には絶対にわからないでしょう。
女性は男性よりも痛みにとよくいわれています。
その理由は、出産に耐えることができるように、きっと神様が女性には痛みに強い身体にしたのでしょうね。
なんてたって体長50センチ、体重3~4キロの赤ちゃんを子宮から外に出すのです、母親にとっては大変な作業にちがいない。
しかし、大変なのは母親だけでなく、赤ちゃんだって大変なのです。
自分の頭よりも、せまい産道を通らないといけないのです。
うまく外へ出ないと、窒息するかもしれない。
赤ちゃんも命がけなのです。
せまい産道をどうやって通りぬけるのか?
赤ちゃんは、せまい産道(さんどう)をくぐり抜けるとき、頭のてっぺんにある骨の継ぎ目を重ね合わせることで、頭を小さくしているのです。
そして、頭をネジの先のようにして、回旋させる。
こうしたつらい体験も赤ちゃんにとっては重要な意味を持っているのです。
せまい産道をくぐり抜けることで、赤ちゃんは脊髄やその周囲の神経に強い刺激を受ける。
その刺激が脳の呼吸中枢に伝わることで、赤ちゃんは生まれるやいなや、元気な産声を上げるのです。
※胎児の回旋
胎児の回旋
・第1回旋「産道を横向きのまま顎を引きながら回旋(頚部屈曲)」
・第2回旋「うつ伏せ(内回旋)」
・第3回旋「第1回旋で引いていた顎を伸展、頭を出す(伸展)」
・第4回旋「元の向きに戻りながら肩がでる」
帝王切開の語源は
出産には、普通分娩と帝王切開があります。
手術によって出産する「帝王切開」。
古代ローマにおいては、分娩時に妊婦が死亡した場合には胎児を取り出すことを決めた「Lex Caesarea(カエサル法)」という法律があった。
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カエサルとは古代ローマの有名な皇帝で、そこから「帝王切開」というようになったといわれています。
最後に
命の誕生は、命がけです。
母親のお腹の中でいたこと、産道を通るときの記憶などないですが、何も教わることなく、自分で回旋しながら出てくるとは、神秘そのものです。
今日も読んでくれてありがとうございました。