もりもりです。
あなたは、夫のことをなんて呼んでいますか?
名前、それともお父さんでしょうか。
年配の夫婦の場合だと、夫のことを「あなた」と呼んでいるかもしれませんね。
ではなぜ、妻は夫のことを「あなた」って呼ぶようになったのでしょうか?
最後まで読んでくださいね。
(出典元:つい誰かに話したくなる雑学の本)
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夫のことを「あなた」と呼ぶのはなぜ?
南極の越冬隊に日本の家族から寄せられた電報で、皆がいちように無口になったという話があります。
その電文は「ア・ナ・タ」の3文字でした。
なんとも簡単でありながら、万感胸せまることば。
そこには、あらゆる想いが凝縮されていたのです。
妻を「おまえ」と呼び、夫を「あなた」と呼ぶこの呼びかけ、いつごろからはじまったかというと、江戸時代です。
「あなた」はあちらのほう、つまり、あなた、こなた、のあなたで、もともとは方向をさすことばです。
夫といつも離れた位置にいて、表面に出なかった江戸時代の妻たちは、夫のことを「あなたの人」・・・・・・あちらの人と表現していたのです。
「あなた」にはまた、「あるかた」という尊称(そんしょう)*1が、転訛(てんか)*2してきたものだという説もあります。
ちなみに、「おまえ」は最高敬語である「お前様」が、しだいに簡略化され、のちに男のことばに変わったものです。
まとめ
あなたは、本来の言葉が転訛(てんか)されて「あなた」になっていったんですね。
言葉が変化して、現在のことばになったことって意外と多いかもしれませんね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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