ヘリウムとリチウムを
どこまで詳しく知っているでしょうか。
今回は
ヘリウムとリチウムについて書いていきます。
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ヘリウムの性質
融点:一272℃
沸点:一269℃
無色、無臭、無味、無毒で
最も軽い希ガス元素です。
すべての元素の中で最も沸点が低く、
絶対零度付近でも液体のままで
加圧下でしか固体にならません。
ヘリウムは地球の大気中には
少ししか存在しません。
液体ヘリウムは低沸点なので、
極低温をつくる優れた冷却剤です。
極低温では物質の電気抵抗が急になくなる
超伝導状態があらわれやすいです。
超伝導現象を利用すれば
少ない消費電力で強力な電磁石ができます。
潜水作業の後で高圧の深海から急上昇すると、
血液に溶け込んだ窒素ガスが
圧力低下のためか泡になります。
すると毛細血管が詰まって脳などへの
酸素運搬が妨害されて潜水病がおきます。
ヘリウムは水1Lあたり窒素の二分の一しか
溶けないのでヘリウムと酸素の混合物が
潜水用の呼吸ガスとして使われます。
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リチウムの性質
融点:180℃
沸点:1347℃
アルカリ金属元素の一つで白銀色の
軟らかい元素です。
全ての金属元素の中で最も軽く、
比熱容量は全固体元素中で最も高いです。
リチウムは1817年に
スウェーデンの化学者アルフェドソンが
ペタル石から新元素として発見しました。
リチウムは地球上では
ナトリウムの千分の一程度しかありません。
これは陽子から重い元素ができる過程で
リチウム、ベリリウム、ホウ素の
作られる核反応は進行しにくいからです。
これらを飛ばして、炭素、窒素、酸素が
つくられる核反応のほうが
進行しやすいためです。
リチウムは銀白色ですべての金属の中で
いちばん軽く、水に浮きます。
空気中ではすぐに酸化をするので
合金として使われています。
水素ガスと反応してできる水素化リチウムは
水と混ぜると水素を発生させます。
なので、軍事用の気球を浮かせる
携帯用水素源として使われていました。
まとめ
まだまだ知らないことが沢山ありました。
あなたももっと詳しく調べてみてください。
ご視聴ありがとうございました。
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